Intelligent Platform Management Interface

Intelligent Platform Management InterfaceIPMI)は、ホストシステムのCPUファームウェアBIOSまたはUEFI)、およびオペレーティングシステムから独立した管理および監視機能を提供する、自律型コンピュータサブシステムのための一連のコンピュータインタフェース仕様である。IPMIは、システム管理者コンピュータシステムOut-of-band management英語版とその動作の監視に使用する一連のインタフェースを定義する。たとえば、IPMIを使用すると、オペレーティングシステムやログインシェルを使用せずに、ハードウェアへのネットワーク接続経由で、電源がオフまたは応答のないコンピュータを管理することができる。別のユースケースとしては、カスタムのオペレーティングシステムをリモートでインストールすることができる。IPMIが存在しなければ、管理者はコンピュータの近くに物理的に移動し、OSインストーラが記録されたDVDまたはUSBフラッシュドライブを挿入し、モニタとキーボードを使用してインストール作業を行う必要がある。しかし、IPMIを使用すれば、ISOイメージをマウントし、インストーラDVDをシミュレートし、リモートでインストールを実行できる[1]

この仕様の策定はIntelが主導し、1998年9月16日に最初に公開された。CiscoDellHewlett Packard EnterpriseIntelNEC CorporationSuperMicroTyan英語版など、200を超えるコンピュータシステムベンダーがサポートしている[2]

  1. ^ Supermicro IPMI - What is it and what can it do for you?”. 2018年2月27日閲覧。
  2. ^ Intelligent Platform Management Interface; Adopters list”. Intel. 2014年8月9日閲覧。

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